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『藤平智実』について

2014-11-14

 駄文その8です。
 今回の本編ですが、ヒロインの責め方のパターンを変えたかったので、割とあっさり桃香の心が折られています。実は作者の想定では、メインヒロイン五人の中で一番心が強いのは、ダントツで姫乃。そして0.5ゲーム差で耶美となっているのです。桃香は三位ですが、その差は15ゲームくらい。比べ物になりません。
 耶美は、強い少女が唯一の弱点を突かれて屈服するパターン。対して桃香は、弱い少女が懸命に取り繕っていた強さを、コンプレックスの暴露と共に突き崩されるパターン。強さと弱さは表裏一体であり、弱い自分を精一杯鼓舞して虚勢を張るのもまた、一つの強さという事ですね。もちろんこのままずっとしおらしい状態では凌辱しても面白くないので、その辺は何とか工夫して進めていきたいです。
 パンツの汚れ描写も、今回は入浴のほぼ直後という時系列からして、汚パンツリアリティの観点からあえてスルーしました。さすがにこの時点ではほとんどパンツは汚れてないだろうと。本当なら無理矢理脱がすよりストリップを強要する方が好きなんですけど、この辺もワンパターンを避けるために泣く泣く変化を付けた次第です。
 あと桃香の身体の秘密は、かなり前から設定されており、本人と作者だけが知る秘密でありました。耶美の毛深さを嘲笑っているシーンも、いま読み返すと「本当は悔しくて羨ましかったんだろうなぁ」と微笑ましさすら感じますね。長い間ずっと隠し通してきたその秘密が、今回とうとう暴かれてしまったのは実に感慨深いです。大切に育ててきたキャラクターの、誰にも知られたくない秘密を、作者の手で公開させてしまう。この背徳感こそが本作執筆の醍醐味と言えるかもしれません。

 前置きが長くなりました。今回は『藤平智実』に関して、強いヒロイン凌辱ものという視点から考察してみたいと思います。とはいえ私も登場作品を全て読み込んだわけではないので、一部事実と異なっていたり、勘違いしていたりする部分があるかもしれません。あくまで、強いヒロインのあり方を語る上での、一つの例示であります。

 藤平智実と言えば、改めて説明するまでもなく、綺羅光先生の『凌辱女子学園』に登場するメインヒロインの一人です。ただその歴史は結構複雑で、人気作故に幾度となく再刊行・リメイク・続編製作やスピンオフが出版されていたりします。
 初めて登場したのが、フランス書院文庫の『凌辱女子学園』『凌辱女子学園 母娘奴隷篇』『凌辱女子学園 女教師姦淫篇』三部作になります。初版は1987年。
 これをハードXノベルズで再刊行したのが、『凌辱女子学園(上)肉奴隷誕生篇』と『凌辱女子学園(下)牝奴隷屈服篇』の二部作。初版は1995年で、内容は三部作のものと同一のようです。これらを便宜上、『旧版』と呼称します。

 旧版は現在絶版となっており、電子書籍でも購入できません。なぜなら2002年に『悪魔の畢生大作 凌辱女子学園【完全決定版】』としてリメイクされたからです。
 どこが変わったかというと、メインヒロインの一人であった女教師・刀根瑠璃子の存在が完全に抹消され、藤平親娘の二人にスポットを集中。他にも智実の父親が自殺せず、近親相姦の末に凌辱者の一人に加わる……などの違いがあります。この記事ではこちらを『新版』と呼びます。
 この新版の続編として2003年に出版されたのが、『新・凌辱女子学園』であります。以後『続編』と呼称します。この時期は、ゲーム化されたりアニメ化されたりとプチ盛り上がった時期でもありましたね。個人的に、ゲーム版やアニメ版のキャラクターデザインはどうかと思いますが……。

 なお他にも、2011年に発売された『美少女奴隷コンテスト』、2014年に発売された『美星狩り 大学講師・史摩、そして潤子と留美子』及び『美星狩り2 四匹の麗奴が啼く夜は』にも藤平智実が登場します。
 これらは綺羅光先生の過去作品のうち、人気の高いヒロインが一堂に会するという、まぁ特撮ヒーローの映画などでよく見られるタイプのお祭り作品です。さらに智実の母親の潤子が登場しているスピンオフ作品も別にあって……って、さすがにもう追いきれませんわ。
 私が読んだ作品は、実は『新版』だけで、『続編』はウェブ連載されていた時にチラチラ読んだのみ。他の作品は未読だったりします。

 肝心のストーリーはというと、『旧版』『新版』ではメインの悪役として悪徳教師の長沼と、色事師の羽生という二人の男性が主に活躍します。長沼は生活指導にかこつけて、女子生徒に凌辱を加えるという典型的な悪徳教師。智実の親友の千里もその餌食になってしまいます。
 千里の様子に異変を感じた智実は、長沼の周辺の捜査を始め、これを察知した長沼は逆に罠を仕掛けます。千里を利用して彼女の鞄の中にコンドームを仕込んでおいたのです。ついに下着検査を強要される羽目になった智実。
 普通のエロ作品であればここであっさり長沼の餌食になってしまうのですが、智実はかろうじてパンチラのみでピンチを切り抜け、逆に強引な下着検査を、母親と共に学校側に猛抗議するのです。無論、コンドームの一件も潔白を主張し、長沼を辞職寸前にまで追い込みました。理事長の親戚という立場ゆえに首の皮一枚で辞職は免れるのですが、この辺りの展開が今日まで続く智実人気の源流である事は想像に難くありません。

 その後もPTAによる長沼追放運動は続くものの、彼の友人であった羽生が、偶然にも智実の母親の潤子と不倫関係にあった事から、事態は徐々に凌辱者有利に動いていきます。そしてついに、長沼の奴隷にされた親友の千里に誘い出され、智実は羽生のマンションへ。そこで睡眠薬入りのコーヒーを飲まされてしまい、とうとう凌辱者の手に落ちてしまいます。個人的に本作の最大の残念ポイントはここですね。あっさり薬を飲まされたというのも拍子抜けですが、その後もせっかく智実の服を初めて脱がす美味しいシーンだというのに、肝心の智実本人が寝ていて反応が無いという……。
 とはいえ、1987年にこれほどの作品が存在していたというのは驚きを禁じ得ません。『旧版』では凌辱の連鎖の末にとうとう智実は屈服し、長沼は最後のターゲットとして新任女教師の刀根瑠璃子に狙いを定める……との展開になるのですが、『新版』では最後まで智実は屈しない形になります。

 そして『続編』では、娼婦として客をとらされたり、バイブを入れたままテニスの大会に出場させられたり、徹底的に調教されます。一度は千里や潤子と共に脱走するも、再び捕まってしまい再調教なんて展開も。最後は『ミスターK』なる人物からコンタクトがあり、彼の尽力でようやく長沼や羽生といった凌辱者から自由になる事ができました。
 しかしミスターKもまた智実たちの身体を狙う凌辱者であり、救出して安寧な生活に戻してやったのは、再び自分が凌辱を楽しむための下準備に過ぎなかったのです。かくしてミスターKの性奴隷としてアメリカへ渡る事になった智実たち。だが長沼もまた彼女を追い、アメリカの地へ向かう決意を固めるのであった――。というラストだったと思います、確か。

 で、やっと本題です。
 凌辱もののヒロインとしては申し分ない魅力を持つ藤平智実ですが、果たして『強いヒロイン』としてはどう評価すべきか、という話ですね。結論から言うと、智実は『強いヒロイン』において致命的な欠点を持っており、私としましてはややイマイチと言わざるを得ません。だって『強いヒロイン』としても最高! と思っているなら、『新版』のみならず『続編』や『旧版』もキッチリ購入しているはずですから。
 ではその欠点とは何か? これも結論から言うと、『物事に対して常に受動的である』という事です。智実は何事に対しても常に受け身であり、自分から行動を起こしているのは、『旧版』『新版』前半の長沼との戦いくらいではないでしょうか。
 敗北して凌辱されて以降はこの傾向が加速し、自分たちの苦境を脱するためになんら具体的な行動を起こしていません。せいぜい、千里に「どんなことをされたか、日付を記したメモを書いてほしい」と頼んだくらいです。後は基本的に、凌辱行為に対してその場限りの抵抗を見せるも、その度に屈服させられる繰り返しという印象です。メモに関しても、どのように活用するかの具体的プランは無く、逆にそのメモを長沼らに見られた事で、クラスメイトの目の前で大恥をかかされる事になりました。

『続編』での脱走やミスターKとのやり取りも、全て智実が自分から動いたわけではなく、話を持ちかけられてそれに乗った形のようです。当然、ミスターKの正体やその目的を訝しむという描写もなく、案の定最後に裏切られて絶望するという有様。全てに対して受け身、受け身なんですね。
 翻ってみれば、千里の一件で捜査した時もこれといった有効な手は打てていませんし、母親が籠絡されて長沼追放運動が下火になった時も、「大人たちって、いい加減なんだわ」と呆れるだけ。自分が代わりに運動の先頭に立とうとはしません。完全に長沼を過小評価していた事は、後に拉致監禁された時に「まさかここまで汚い手を使うとは……」と悔いている点から見ても明らかでしょう。強いヒロインとしては、どうにも詰めが甘い印象です。
 ただ、これらはあくまで『強いヒロイン』として不満というだけであり、凌辱もののヒロインとしては特に欠点ではありません。むしろ女子高生という年齢を考えればリアルな描写と言えます。本人がいくら長沼の危険性を学校や父兄に伝えても、「生徒ひとりの力ではあまりに無力だった」との描写もありますから。
 しかしやはり強いヒロイン凌辱ものが好きな人間としては、もっと能動的に活躍し、自分一人の力でも凌辱者を追い詰めるようなカッコいいヒロインの姿が見たいものです。

 大人の女性がヒロインであれば、捜査官ものとか女スパイものとか、その様な作品は多々製作されています。ところが女子高生のヒロインとなるとかなり制約が出てくるのも事実。ジュブナイルポルノ、いわゆるエロライトノベルという分野なら話は別ですけど……。ある程度リアルな世界観で、しかもヒロインの年齢が女子高生の『強いヒロイン凌辱もの』は滅多にお目にかかれないのが現状なのです。まして中学生や小学生のヒロインでは望むべくもないでしょう。どうしても世間一般としては、中学生や小学生のヒロインは「守ってあげたくなる、世間知らずの純粋無垢な妹系ヒロイン」として扱われる事が多いですからね。『男子女子戦争』はまさにそんな隙間を狙って執筆している作品でして、魔法少女も退魔師も超能力も変身スーツも出てこない『強いヒロイン凌辱もの』……しかもヒロインの年齢は小学生、というのがコンセプトの一つであります。

 もちろん中にはそのようなニッチなコンセプトを狙った作品もあるにはあります。小学生はちょっと思いつきませんが、中学生なら、くりつよしひろ先生のコミック『アルティメット・レイプ』に収録されている『天才少女探偵 黒匣華恩の冒険』のヒロインが十五歳です。劇中、年齢は登場しないのですが、五歳の時にヒロインが初めて解決した事件の犯人が、十年後についに復讐を果たすというストーリーなので、自ら年齢が分かる仕組み。まぁ十五歳なら高校一年生という可能性もありますけど……。
 ただし限りなく劇画に近いアニメ画という画風ゆえ、かなりムッチリとしたボディで作画されており、あまり中学生というイメージが感じられないのは残念です。確かにリアルなJC3ならあんな感じかなーとも思わない事は無いのですが。陰毛が濃いめなのは良いとして、おっぱいや乳輪が大きめなのもちょっと個人的には好きじゃないです。とはいえ『強いヒロイン凌辱もの』としては非常に良くできた傑作なので、おすすめの作品であります。プロローグとも言うべき短編が一つと、本編の三部作、巻末にはオマケ漫画も書き下ろされており、読み応えもなかなかのものです。どうせなら一冊丸ごと『黒匣華恩の冒険』の方が良かったなぁ。

 またフランス書院でも、『凌辱女子学園』に負けないくらいの『強いヒロイン凌辱もの』は存在します。それが1989年に発行された熊谷禄朗先生の『美少女・魔淫の部屋』という作品。その内容を紹介したいのですが……さすがに長くなってきたので、次回に譲ることとします。タイトルや表紙の劇画イラストを見るだけでは、正直なところとても面白そうには思えないのですが、これがなかなか『強いヒロイン凌辱もの』としてのツボを心得た作品なのです。
 

 
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