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法廷ものとエロの親和性について

2018-04-15

 駄文その15です。
 今回は法廷ものとエロの親和性について語りたいと思います。

 法廷を舞台にして、主人公が検事や弁護士という作品は星の数ほどありますが、その中でもレイプや猥褻事件をテーマにした作品には不思議なエロさがあります。少年誌のエロ描写が成年コミックのエロ描写とは違ったベクトルで楽しめるように、法廷という特殊な空間で、直接的な描写のない状況で描かれるエロには独特の魅力があると思うのです。
 一度は辱められたヒロインが、憎い犯人に社会的制裁を加えるべく法廷での戦いに臨む。レイプの状況を詳細に証言させられるセカンドレイプや、相手方の弁護士の卑劣な法廷戦術に翻弄され、恥辱と屈辱に塗れながらも勇気を振り絞って最後まで戦う……もう『強いヒロイン凌辱もの』好きとしては、これだけでご飯三杯は余裕ですよ。

 レイプをテーマにした法廷ものと言えば、なんと言っても有名なのが1988年に公開された『告発の行方』です。クライマックスの回想シーンで描写される、ジョディ・フォスターのレイプシーンは圧巻の一言。この回想シーンで、映画を見ている観客も初めてレイプ事件の真実を知る事になるので、ミステリーものとしても十分楽しめます。例えば、ヒロインがレイプ現場のディスコに行ったのは男漁りの目的もあったのですが、当初はこれを検事にも(観客にも)隠していたため、二人の仲がギクシャクしたりします。法廷ものでは定番の展開ですね。
 惜しむらくはこの作品、ヒロインがマリファナを吸ってたり、外見もベリーショートの髪型だったりして、あまりエロ目的では感情移入しづらかったりします。レイプもののヒロインはやっぱり、ヤリマンあばずれビッチより、清楚で真面目な処女の方が好まれますからねぇ。いや『告発の行方』はエロ作品ではないのですが。

 その辺りを考慮して、よりエロ方向に楽しめる法廷ものはないか? そうお考えの方には1976年公開の『リップスティック』をお勧めします。
 こちらはトップモデルの姉とその妹の二人がヒロイン。冒頭でレイプシーンが描かれるため、観客もヒロインに落ち度がない事を知った上で法廷シーンを見る事になります。なので相手方弁護士がヒロインやその妹を詰問するシーンは、悪の弁護士がヒロインたちをいたぶるシーンとなり、安心してエロティシズムを楽しむことができるのです(その分ミステリー的な楽しみ方は薄い)。
 しかも犯人はあろう事かヒロインの妹が通う学校の教師! 何とツボを心得た設定なのでしょう。信頼していた妹の先生にレイプされ、トップモデルとしての名声が汚れる事も厭わず告訴に踏み切ったヒロインが、敵の巧みな法廷戦術の前に敗北し、裁判で負けてしまう。レイプされて辱めを受けたヒロインが、裁判で負ける事でさらに辱めを受けるのです。ゾクゾクしますね。

 しかも裁判で無罪を勝ち取り、図に乗った犯人は、今度はヒロインの妹にまで毒牙を伸ばすのです。妹役の女優さんは当時15歳くらいなので、当然映画では一切脱ぎません。しかし逆にそれが妄想を掻き立てるのです。
 姉の仕事場に来ていた妹は、そこで犯人の教師に遭遇。彼女は姉と教師がセックスしている現場は目撃したのですが、そこに至るまでの苛烈な暴行現場は見ていません。そのため、元々教師に好意を持っていたこともあり、レイプ事件の一件があった後も、まだ彼の事を信用していたのです。姉と教師は合意の上でセックスしたけれど、その後行き違いがあっただけ……という相手方弁護士のシナリオを、疑いつつも受け入れてしまっていたと。
 二人っきりになって初めて、教師の様子に不穏なものを感じ取った妹はようやく危険を察知しますが、もはや後の祭り。すぐに逃げ出すも、教師は彼女の後を執拗に追いかけ、ついに捕らえてレイプしてしまうのです。
 映像では、教師に捕まったところで無人の廊下のカットに切り替わり、そこに響き渡る妹の悲鳴……というシークエンスになっています。その後、撮影中の姉の元に妹が帰ってくるのですが、その服は一部が引き裂かれ、足元もおぼつかない有様。慌てて「どうしたの? 何があったの?」と駆けつけてくる姉に、「何でもない……。ただ、早くお風呂に入りたい……」と返す妹のセリフが異常にリアルで興奮します。実際にレイプされた女性も、直後はこんな感じで呆然自失なのかなぁと想像しちゃいますね。
 憎い犯人が妹にまで手をかけたと知った姉は激昂。撮影用の赤いドレスのまま、狩猟用に車に積んでいたライフルを取り出し、駐車場を後にしようとする犯人に向けて何度も発砲する――という衝撃のクライマックスとなりました。

 さすがにそれで終わりではあんまりなので、エピローグとして一分ほどの短い映像が挿入されています。レイプ裁判を一緒に戦った検事が、弁護士に転身してまでヒロインの弁護を行い、殺人罪で起訴された裁判で見事無罪を勝ち取る。映画としての出来はやはり『告発の行方』に見劣りする点は否めませんが、レイプ系の法廷ものとしては傑作と言えるのではないでしょうか。
 またまた惜しむらくはこの作品、ビデオソフト化された時もDVD化された時も、肝心の冒頭のレイプシーンが大幅にカットされてしまっています(DVDは未視聴ですが、どうやらそうらしい)。エロ目的で見る場合はもちろん、普通に法廷ものとして視聴する時も、レイプシーンの凄惨さがカットされたのでは意味がない気がします……。
 動画サイトで『Lipstick Hemingway』と検索すると原語版は視聴できるものの、字幕や吹替でも是非見てみたいですね。残念です。あ、ヒロインの姉妹を演じているのは、かの文豪アーネスト・ヘミングウェイの孫娘さんです。劇中だけでなく役者さんも実の姉妹というのがまた萌えポイントかと。
 ちなみにレイプシーン自体は、相当暴力的で、軽い気持ちで見ると引いてしまう事請け合いです。筋金入りのレイプマニアでないとあれでは興奮できないんじゃないですかね。……私は結構いけましたが。

 ちょっと毛色の違う法廷ものとして私が好きなのが、1997年公開の『ディアボロス/悪魔の扉』です。主人公が弁護士なので法廷シーンもありますけど、基本的には『オーメン』や『エクソシスト』と同じオカルト映画。タイトルの『悪魔』は比喩ではなく、超常的存在の悪魔そのものを指しています。
 冒頭で主人公は猥褻教師の弁護をしています。被害者の少女が、どのようにエッチな事をされたのか、恥ずかしさに耐えながら証言しているのですが、あろう事か被告人の教師はその様子を見ながらこっそりオナニーし始めるのです。さすがにズボンのポケット越しですけど。その様子を見咎めた主人公は休憩を提案。人気のない場所で被告人を罵倒します。まぁこの時点で教師がクロなのはほぼ確定なんですけど、シロだろうがクロだろうが依頼されれば無罪にするのが弁護士の仕事というもの。主人公は、被害者の少女の友達から聞き出していた情報を彼女にぶつけます。
 実は被害者の少女は、友達と一緒に「秘密のアソコ」という遊びを時々やっておりました。軽いレズビアンの真似ごとですね。エッチな事に興味津々な思春期の少女としては珍しい話ではないのですが、両親も傍聴している公開の裁判でそんな事をバラされたらたまったものではありません。実は少女の方から教師を誘惑したのではないのか? そう執拗に問い詰められ、ついに被害者の少女は錯乱して泣き出してしまいます。
 結果としてこの戦術が功を奏し、陪審員を味方につけた主人公は勝利。しかし目的の為なら幼い少女すらダシに使う悪魔のようなやり口に、相手側の検事さえ裁判終了後に怒鳴りつけてくるほどでした。
 この冒頭の法廷シーンは、主人公の辣腕ぶりを描写するエピソードで、以後の本筋とはあまり関係しません。しかしクライマックスで再びこの事件が絡んできて、最後は予想だにしない衝撃のラストを迎える事になるのです。
 法廷ものとエロの親和性が短時間でよく分かるシークエンスなので、機会があったら冒頭だけでも見てみると面白いかもしれません。主人公を演じたのは『マトリックス』で有名なキアヌ・リーヴス。彼を一躍有名にしたアクション映画が『スピード』という作品で、そのパート2のオファーと『ディアボロス』のオファーがバッティングしたため、キアヌは『ディアボロス』の出演を選択したという裏話があります。それゆえ『スピード2』ではヒロインが続投しながら主人公は変更。結果的にヒロインがオトコを乗り換えるという何だかなぁ展開になってしまいました。『スピード2』は単なるパート1の焼き直しに過ぎない出涸らし作品なので、出演を蹴ったキアヌの判断は大正解だったと当時言われたものです。

 一般向け作品に法廷ものがあれば、当然エロ作品にも法廷ものがあります。しかしエロ作品としてのエロ描写を取り入れつつ法廷ドラマを組み上げるのはかなり難易度が高く、私の知る限りでは佳作と呼べる作品は見当たりません。法廷ドラマを作るにはある程度の専門知識が必要ですからね。それだけのスタッフと時間と予算をかけてまで法廷ドラマを作り込む事に、エロ作品購買層のニーズがあるのかという問題もあるでしょう。
 とりあえずアダルトビデオでは、貸しスタジオを使った撮影などで、本格的な裁判シーンを用意した作品はいくつか存在します。しかし脚本家の知識不足が致命的で、お世辞にも出来のいい法廷シーンになったとは言い難い……というのがよくあるパターンです。せめて法廷ドラマとか幾つか視聴して参考にするとか、そういうのが好きな知り合いに監修してもらうとか、もうちょっと頑張ってもいいと思うんですけどねぇ。
 たいていの作品では保釈金の事が勘違いされていて、大金さえ払えば無罪放免で刑務所から出られる……なんて事になってます。そういうの見ると「ああ、またこの程度の法廷ものかぁ」とガックリきますね。

 エロ漫画でも同様で、ページを割いて法廷シーンなんか描いても誰も読みませんから、本格的な法廷ものにはまずお目にかかれないでしょう。私が知っている範囲では唯一、クジラックス先生の『ロリ裁判と賢者の石』が比較的それに近い感じでした。この作品ではセカンドレイプを文字通りレイプシーンとして描写するトンデモ設定で、法廷ものとエロシーンを無理矢理両立させています。むむ、その手があったか! とはいえレイプに対する加害者の身勝手さのみならず、傍観している人間の無責任さというものも感じられて、表面上のおバカさとは裏腹によく出来た法廷レイプものに仕上がっていると思います。実は『告発の行方』も、レイプ犯とは司法取引してしまったので、レイプを傍観して囃し立てた連中を起訴するという前代未聞の法廷闘争を描いております。つまり『ロリ裁判と賢者の石』は『告発の行方』と同じテーマを追求した珠玉の名作と言えるでしょう(褒め過ぎ)。
 ラストの回想シーンで、セカンドレイプを危惧して告訴を思いとどまるよう説得する両親に対し、ヒロインが力なく微笑んで言ったセリフは、強いヒロイン凌辱もの好きとしてはたまらないものがありますよ。
「パパ……ママ……。私ね……。それでもやっぱり、殺したいよ?」

 というわけで色々とお気に入りの法廷ものを挙げてみました。男子女子戦争でも軍事裁判編として法廷ものとエロの融合を目指してみましたが、やっぱり難しいですね。エロ小説で法廷ものが全く見当たらない理由がよく分かります。
 今回は最初の被告人という事で、かなり丁寧に裁判の進行も描写しましたが、次回からはもうちょっと端折ってエロよりにしていく予定です。『男子女子戦争』では珍しく、ヒロイン五人全員を、同じ方法で辱める……という展開ですから、マンネリにならないように気をつけたいところです。



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