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 特別ふろく・よく分かる『脱衣カードゲーム』解説(その2)

2015-04-12

 さて、ついに始まりました。男子女子戦争の最終決戦『脱衣カードゲーム』。今回も前回同様、ゲームの勝敗や進行についての解説を行いたいと思います。
「導入の口上が前回とほとんど変わらないわね」
 あ、紹介が遅れました。今回はアシスタントとして甲守耶美さんにお越しいただいております。
「どうも。……なるほど、これが祢々子の言っていた『作者が自分のキャラと会話するフリートーク的な何か』か。確かにイタいわ」
 さすが耶美さん、初っ端からクールなコメントが止まりませんねぇ。今日はひとつよろしくお願いします。ゲームの方もいよいよ盛り上がってきてますから、解説にも熱が入るというものでしょう。
「チェスの格言に、『序盤は本のように、中盤は奇術師のように、終盤は機械のように指せ』というものがあるわ。前回の序盤戦が教科書に則った定石通りのゲーム進行だとするなら、今回の中盤戦は奇術師のような奇想天外な展開が見られるというわけね」
 ああ、そうですそうです。私の言いたい事を全部言ってくれましたね。次回の終盤戦は、コンピューターで計算するような理詰めの展開になりますから、ゲームとしては今回が一番面白いかもなぁと思っております。
「どうせ読者の目当てはエロシーンだけなんでしょ。男なんて所詮その程度の生き物よ。レベルが低いわ」
 まぁ実際書いてる本人も、早い所エロシーンに入りたいなとは思ってるわけですが。というか耶美さん、その氷のような視線、最高ッス! もっと汚物を見るような目で見下してほしいッス!
「……私は祢々子と違っていちいちあなたの言う事に反応したりしないわよ」
 その華麗なスルーもたまらないッス!
「うるさい。とりあえず、三回戦を終えた段階での二人の手札を見てみるわ」

 虹輝     6 891011121314●
 姫乃      7891011121314●


「四回戦は犬飼の先攻だから、彼からカードを切ったわね。姫乃が犬飼を警戒して慎重に選んだカードを、見事に推察して更に上回るカードを選択してきた。しかもオープンする前に姫乃の数字を言い当ててプレッシャーをかけてくるんだから……相当なものだわ」
 虹輝くんが8を出すと予想して姫乃さんが9を出す……という手を読まれていると警戒した姫乃さんは、念のために更に一つ上の10を出す……という手を読み切った虹輝くんが更に更に上の11を出した……というもはや何が何やらサッパリという状況ですね。

四回戦

◎虹輝     6 8910 121314●
 姫乃      789 11121314●●

虹輝が11、姫乃が10、虹輝の勝ち


「しかも本当に評価すべきは、相手にプレッシャーをかける事が第一で、数字当てが正解でも不正解でも構わないって理解している点ね。正直なところ、私も犬飼がここまでやるとは思ってなかったわ」
 まさしくこれは『虹輝'87 復讐篇』ですね。
「……そんな80年代のギャグを言われてもリアクションなんかしないわよ」

五回戦

 虹輝        910 121314●●
◎姫乃       89  11 1314●●

姫乃が712、虹輝が68、姫乃の勝ち


 続いては波乱の五回戦です。姫乃さんはカードを二枚切って、虹輝くんにクラブの6を使わせようと誘ってきました。姫乃さんの最小カードはこの時点で7と8の二枚ですから、6と組み合わせて虹輝くんが勝てるカードは10以上。恐らく虹輝くんはギリギリ勝てる10ではなく、もう一つ上の12を出してくる。ならば姫乃さんは7と11を出しても引き分けになってしまいます。勝ちたければ7と12を出すしかない。……という姫乃さんの戦略を読んだ虹輝くんは、6と14を出さないと勝てないと判断する……と姫乃さんは見切っていたわけですね。
「姫乃は犬飼が6と14を出してくると予想していながら、あえて7と12のままカードを変更しなかった。この五回戦は捨てて、次に繋げるつもりだったのね」
 もし姫乃さんの予想通りの展開になっていれば、二人の手札はこうなっていたはずでした。

 虹輝       8910 1213  ●
 姫乃       89  11 1314●●●


 手札の内容は圧倒的に姫乃さんが有利ですね。これだけ手札の内容に差があれば、次の六回戦は姫乃さんが余裕で勝てるでしょう。そして自分が先攻の七回戦でカード全切りを行い、二連勝するプランだったと思われます。そうすれば手札の内容をリセットして三敗同士に持ち込めますし。
「さすがに犬飼も14まで使ってしまったら、手札の内容を整えないと不安になってくるはずだものね。ちなみに姫乃は五回戦でもカード全切りをすれば犬飼には勝てたわ。でもカード七枚を全切りするのはちょっとタイミングが早いと思ったのかしら。五回戦でカード全切りを行わなかったために、六回戦で犬飼に先を越されてしまった。こればっかりは姫乃の完全な失着ね」
 さしもの姫乃さんも虹輝くんが率先してカード全切りを仕掛けてくるとまでは予想していなかったようです。その六回戦の内容がこれ。

六回戦

◎虹輝              ●●
 姫乃              ●●●

虹輝が910121314、姫乃が89111314、虹輝の勝ち


 手札のカードを全て切って、強制的に虹輝くんが一勝。この布石のために五回戦であえて負けたわけですが、本編で桃香さんが言っていた通り、虹輝くんの真の目的はゲームの主導権を握る事でした。自分からカード全切りを行う事で、流れを自分に引き寄せたかったわけです。その流れを利用して、姫乃さんが作った脱衣カードゲームのルールをマイナーチェンジしようと思ったのでしょう。
「脱衣カードゲームは、最初に提示されたルールの範囲内で戦略を駆使するゲームだわ。如何にルールの裏側を読んで抜け道や落とし穴に気付くか、が勝敗を左右する。ルールそのものに手を加えるのはここが初めてになるわね」
 最初にきっちりルールを提示したのは、途中でルールに手を加えると、ルールが分かり難くなるかなぁと思ったからです。姫乃さんと桃香さんの対決は集団戦・謀略戦の応酬でした。よって姫乃さんと虹輝くんの対決は純然たる個人戦・頭脳戦にする意図もあったのです。それにルールを追加したり解釈を途中で変更したりすると、ヒロインが詭弁を弄して駄々をこねてるように見えたり、旗色が悪くなると屁理屈で自分有利にルールを変えたりしてるように見えかねない危惧もありました。とにかく理路整然と、ルールに則って、正々堂々とスマートかつフェアな戦いをしてほしかったのですよ。
「でもあらかじめ決めておいたルールの枠内で、ストーリーに起伏を付けるのは至難の業ね。どうしても話が単調になってしまうし、結末までの流れも読めてしまう。そこでこのタイミングで一度だけ、ルールの追加や変更を行った……という事でいいかしら」
 仰る通りです。手札を使い切ってしまったら、ルールをマイナーチェンジせざるを得ない。というより、姫乃さんはこのタイミングでルールを微調整できるように、あえてルールに不備を残しておいたんですね。さすが姫乃さんです。自分の予想通りに事が運ばない事を見越した上で、修正が効くように改変の余地を残しておいたとは。
「新たにクラブとダイヤのカードを配り直し、お互い一枚ずつジョーカーと交換した状態がこれね」

 虹輝 23456J891011121314●●
 姫乃 234567891011121314●●●
(※姫乃のジョーカーの位置は不明)


 姫乃さんのジョーカーの位置は不明ですので、表記していません。虹輝くんのジョーカーはクラブの7でした。まぁ悪くない位置です。
「ルールの改変は三点。新たにクラブとダイヤのカードを使う事。手札の中の一枚をジョーカーと交換する事。そして、カードを切る時は必ず二枚切る事。最初の改変は犬飼が言い出した事だけど、他の二点は姫乃の提案だから……結局犬飼はゲームの主導権を握り返された格好になったわね。元々姫乃もカード全切りのタイミングでルールをマイナーチェンジするつもりだったんだから、実質的に彼女の勝利と言ってもいいわ」
 もし姫乃さんがカード全切りを行っていれば、前述の通り星の差は並んでいたはずなので、そういう意味では虹輝くんも一矢報いています。中盤戦も過ぎた辺りでの星の差一つは大きいですよね。

新・一回戦(これ以降、必ず二枚ずつ消費)

 虹輝 23456J  1011121314●●●
◎姫乃 2345678 10  121314●●●
(※姫乃のジョーカーの位置は不明)

姫乃が911、虹輝が89、姫乃の勝ち


 その星の差のアドバンテージを利用して、虹輝くんはひとまず様子見でカードを切りました。こうして見ると姫乃さんが結構大胆なカード采配をしているのがよく分かります。
「脱衣カードゲーム自体が折り返し点を超えているとはいえ、いきなり9と11だものね。しかも不自然な10残し。嫌でも『10がジョーカーなのでは?』と疑ってしまうわ」
 ともあれ、これで黒星の数は並び、手札の内容はやや虹輝くん有利となりました。しかし士郎くんが気になる事を言っていましたねぇ。既にゲームは詰みの段階なのではないかと。虹輝くんが気付いていない、姫乃さんが仕掛けた罠とは一体何なのか? 果たしてゲームの行方は? 勝つのは姫乃さんか、それとも虹輝くんか? いよいよ目が離せません!
「……あなたが作者なんだから、結末はもう分かってるんでしょ? 自分でそんな事言ってて虚しくならないの?」
 いやー、耶美さんも大人になったら分かりますよ。本音と建て前と言いましょうか、演出ってのは大事なんです。
「まぁいいわ。とにかく次回で決着は付きそうね」
 ええ。かなり長い事ゲームが続きましたが、次回でようやく完全決着です。虹輝くんか姫乃さんのどちらかが負けます。そして負けた方のエロシーンに入る予定です。もしかするとエロシーンの直前まででページ数が目一杯になってしまって、いい所で『次回を待て!』って事になるかもしれませんが……。その場合でも、次々回では確実にエロシーンに入ります。
「それで自然教室編は終わり?」
 いえ、エロシーンの後に、最終イベントがまだ控えています。久々に羞恥ものに特化した、本番シーンはおろか御触りも基本的に一切無しの、純然たるCFNMないしCMNFのエロシーンです。
「CFNM……『Clothed Females, Naked Males』か。つまり女性が着衣していて、男性が裸というシチュエーションね。逆にCMNF『Clothed Males, Naked Females』だと女性が裸で男性が着衣している。脱衣カードゲームの終了によって男子女子戦争が決着するわけだから、女子軍が勝てば前者の、男子軍が勝てば後者のシチュエーションが見られるという事かしら?」
 その通りです。そして自然教室編が終わった後も、まだまだ『男子女子戦争』の物語は続く予定なのですよ。完結は当分先になりますので、ぼちぼちやっていこうと思っております。
「戦争の決着が着けば近いうちに最終回かと思ってたけど、そうじゃないみたいね。……『最終回じゃないぞよ。もうちっとだけ続くんじゃ』なんて有名なセリフを思い出すわ」
 あ、耶美さんでもそういうウィットに富んだ事を言うんですね。いちいち私の言う事に反応したりしないなんて言いつつ、律儀にリアクションしてくれますし。ちょっと意外……。
「うるさい。あなたの頭のレベルに合わせて言ってあげただけよ。せいぜい、『もうちっと』の方が遥かに長くならないように気をつける事ね」
 はい……。割とそれ、リアル過ぎて笑えない指摘ですので、くれぐれも気を付ける所存です。あと、脱衣カードゲーム解説(その3)は、もしかすると次回の駄文ではなく、数回後の駄文までお待ちいただくかもしれません。姫乃のジョーカーの位置が、ストーリー的にちょっと大きな伏線になっておりまして……これ以上詳しくは言えないんですが。
「どうせ私は一回限りのゲストだからどうでもいいわ。カードゲーム解説だろうといつもの駄文だろうと、興味も無いし」
 さすが耶美さん。徹頭徹尾、見事にクールなコメントでしたねぇ。……そんなわけで、よく分かる『脱衣カードゲーム』解説(その3)に続きます。お楽しみに!
「……最後の挨拶も前回とほとんど変わらないわね」
 

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